宗教文化スポット

瀧谷寺

たきだんじ

寺内の庭園は、福井県内で初めての国指定名勝となった名園。
国宝や重要文化財を多く有している。

永和元（1375）年、紀州根来寺の睿憲上人により開山された真言宗智山派の寺。戦国大名の朝倉家や柴田家、江戸時代には福井藩主の松平家、丸岡藩主の有馬家など越前の歴代領主から厚い帰依と保護を受けてきた。重要文化財の鎮守堂や天ノ図、指定文化財の石龕開山堂、国宝の金銅毛彫宝相華唐草文磬など数多くの文化財が残されている。本堂の裏には見事な築山式池泉庭園があり、昭和4（1929）年には国の名勝庭園に指定されている。また、毎年6月第3日曜日には観音まつりを開催し、山伏による柴灯大護摩供火渡りの秘法が行われる。