ホワイトヒーリング 越前加賀宗教文化街道

五百羅漢像

ごひゃくらかんぞう

石川県加賀市の全昌寺が収蔵する極彩色の羅漢像500体。全昌寺第12世・良牛が発願し、京都の仏工・山本茂祐が制作した。慶応3(1867)年にまず200体が作られ、明治初期にかけて残りの300体が作られている。500体それぞれに尊像名、施主の家名や紋章が記され、仏工の仕様書や寄進台帳も現存。江戸時代末期の大聖寺領内における有力な武士や町人を伝える貴重な資料といえる。