ホワイトヒーリング 越前加賀宗教文化街道

浄土真宗

じょうどしんしゅう

鎌倉時代の僧・親鸞を宗祖とする宗派。親鸞は法然の専修念仏の教えを深め、救いとはすべて阿弥陀如来の本願(他力)によるものとする「他力本願」、悪人こそ阿弥陀如来の本願(他力)によって往生できるとする「悪人正機」の思想を説いた。親鸞の死後、親鸞の曽孫となる覚如が建てた本願寺を中心とする系統と、親鸞の関東における門弟の系譜を継ぐ系統に分かれた。前者は室町時代後期、本願寺第8世・蓮如上人の功績により、戦国武将に対抗するほどの勢力となった。現在、大谷派(東本願寺)と本願寺派(西本願寺)の2派を中心に真宗10派がある。